愛知県キャンプ協会|キャンプインストラクター&キャンプディレクター育成・資格認定、学びの場としてのキャンプの普及・提供

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キャンプで役立つ一口メモ/炊飯・アウトドアクッキング

こげ飯を作らないために芯飯ができてしまったらおき火を上手に使う芯飯を作らないためにより美味な飯ごう飯を作るもっと美味な飯ごう飯を作る火起こし1火起こし2早くカレーを作るコツ味噌汁の味おにぎりでも食中毒に!1おにぎりでも食中毒に!2牛乳パックの活用法ダッチオーブンとはダッチオーブンを使う前にダッチオーブンのお手入れ

こげ飯を作らないために

普段おこげの飯は食べない食生活になりました。香ばしくておいしいけれど・・・。お米を研いで、火にかける前に飯ごうの内側の底に、大きめのアルミホイルをひけばOKです。食器洗いにも大助かりです。一度試しては?

芯飯ができてしまったら

飯ごうでご飯をたいていると、芯のある飯ができてしまうことがあります。こんな時は、水(湯があれば湯の方がよい)をすこし入れ、かまどのすみの方(直火があたらなくて、温度が高くなるところ)にしばらく置いておくと芯かとれます。直火にかけると、こげてしまうので注意!

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おき火を上手に使う

おき火の温度は、炎よりも高いことを知っていますか。ですから火が消えてもおき火は大きなエネルギー源になり、次の用に使うことができます。

  1. その上に鍋や飯ごうを直接のせる。
  2. アルミホイルなどで包んだ食品をおき火の中に埋める。
  3. 空き缶などの中に入れ、アルミホイルでふたをして消し炭としてもう一度燃料として使う。

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芯飯を作らないために

米を洗った後20分以上水につけます。(冬は40分以上)
火にかけて吹いてきたら、火は飯ごうの底だけに当たるようにします。
飯ごう全体が炎経つつまれているようでは、水分がふぬのすきまから流れ出してしまい、水不足で米に芯ができます。

必殺技/水につける時間がないときは、1割はど水を増やし、焼酎を杯半分入れて火にかけます。

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より美味な飯ごう飯を作る

  • 火にかける前に塩をひとつまみ加えます。
  • 炊き上がったらすぐに新聞紙などで飯ごうを包んでから、毛布やジャンパー、シュラフなどで保温するようにします。(100度に近い温度を保ちむらしを完全に行います)
  • 飯ごうをひっくり返さなくてもむらしはできます。必ずしも飯ごうをひっくり返す必要はありません。
  • むらしの時間は火からおろして16分。この後ご飯をよくはぐします。

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もっと美味な飯ごう飯を作る

  • 米を洗う時、最初の水は早めに捨てます。これで1ランク上の米になります。
  • もち米を5%くらい混ぜます。これでもう1ランク上の米に!
  • 炊く前にサラダ油小さじ1を加えます。
  • むらしが終わってから飯ごうを火にかけ新聞紙半分くらいを燃やします。
  • 飯ごうの底一列だけ焦がします。
  • これであなたもキャンプおたくだっ!!

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火起こし1

細く割ったまきを組んで、火をつけると、勢いよく燃え上がります。さっそく鍋や飯ごうをかけたくなりますが、この火はまだ炊飯には早いのです。すぐに消えてしまうので私たちはこれをにせの火と呼んでいます。

燃え上がったら、ひと呼吸おいてから、適当な太さのまきを補充します。そして、そのまきが燃えてかまどの中が熱くなったのを確かめてから初めて、鍋や飯ごうをかけるようにしましょう。

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火起こし2

まきの組み方にはいろいろありますが、この基本を把握しておくと、状況に応じて適切な指導ができます。

まきとまきの間隔は、1㎝~2㎝とします。火のついたまきから出る熱が、となりのまきを暖めます。暖められて熱くなったまきは、内部の油成分が揮発し初め、その気化したガスが燃えます。ということは、あまり間隔が広いと、熱が伝わりにくく、また、燃えている木自身も、自分を暖めることができないので、やがては消えてしまうことになります。

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早くカレーを作るコツ

かまどの火でじっくり煮込んだカレー、キャンプ料理で最高のごちそうです。でも、時として時間に追われ、短時間でカレーを作らなくてはならないことも出てきます。

カレーではじゃがいもや人参が柔らかくなるまで煮込む必要があるので、早くカレーを作るには、このじゃがいもや人参が早く煮えるよう、細かく切ることが効果的です。でも、細かく切ると今度は切るのに時間がかかってしまいます。そこで細かく切るのではなく、薄く切るようにするとよいのです。

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味噌汁の味

キャンプ料理で以外と難しいのが味噌汁の味。どの家庭でも味噌汁を作っていますが、家庭によって味が少しずつ違うため、だれもがおいしいと感じる味噌汁を作ることは不可能に近いのです。ましてやキャンプでは、計量カップなどがあるわけでもないので、味噌汁に入れる味噌の量は、カンに頼るしかありません。薄すぎたり、濃すぎたり、なかなかうまくいきません。皆がおいしいと感じる味噌汁は、だしをたっぶりとって、味噌はやや薄いかなと思うぐらいの味付けにするのがいいでしょう。

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おにぎりでも食中毒に!1

夏のキャンプでこわいのは食中毒。なにもなま物ばかりが原因ではなく、おにぎりでも食中毒の原因になることがあります。

食中毒を防ぐには、まず、作る人。手にけがをしている人がにぎると、傷口の細菌がおにぎりの中で繁殖し、食中毒の原因になります。けがをしている人は絶対におにぎりをつくらないこと。なお、最初からラップで包んでにぎるのが食中毒防止には効果的です。

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おにぎりでも食中毒に!2

食中毒の原因となる細菌は、繁殖しだすと、2~3時間ぐらいがその数のピークになります。朝、おにぎりを作って、食べるのは2~3時間後。かなり危険なものを食べることになります。 作ったおにぎりは、涼しくて、風通しのよいところに保管しておくことが一番よいのですが、大抵は紙に包んでリュックの中に・・・
 夏のキャンプでは、あまりおにぎりはいいとは言えないようです。

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牛乳パックの活用法

【炊き付け】
1リットルの牛乳パックは乾かして使うと、蝋(ろう)引きになっているので燃料として最適です。火付き、火力とも高いので、小さくたたんでカバンの中に入れておけば、雨の日や焚き付け用の木っ端がないところでも、簡単に焚き付けができます。

【まな板】
キャンプ用に市販のまな板を持っていかなくても、牛乳パックを持って行けば立派なまな板になります。使った後も洗わずに、そのまま火の中に入れて燃やしたり、捨てたりできるので片付けも簡単です。牛乳パックを何枚か持って行けば、いつも清潔なまな板を使うことができます。

【オーブン】
燃料としても使える牛乳パックはオーブン代わりになります。
例としてホットドッグの焼き方を説明します。
まず、野菜やソーセージをはさんだパンをアルミホイルで巻いて、1リットルの牛乳パックに入れます。次に牛乳パックごと焚き火の中に放り込み、パックが燃え尽きるのを待ちます。あとは牛乳パックが燃えてアルミホイルがでてきたら、香ばしいホットドッグの出来上がりです。お好みでケチャップやマスタードをかけてお召し上がりください。

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ダッチオーブンとは

ダッチオーブンはフタ付きの鋳鉄製の鍋。アメリカ西部開拓時代に旅の生活の中で培われてきたものだと言われています。オランダ人の行商人が開拓時代のアメリカに持ち込んだのがその名前の由来だとか。

ダッチオーブンは熱伝導性の低い鋳鉄製なので、食材を焦がすことなく熱を加え続けることができ、また、重いフタでしっかり密閉することによって、圧力鍋のような効果が得られるのです。つまりダッチオーブンは、「焼く・炒める・煮る・蒸す・揚げる・・・」といった、たいていの調理法がこれひとつで出来てしまい、しかも簡単ですごくおいしい出来あがりという優れものなのです。

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ダッチオーブンを使う前に

ダッチオーブンは買ってきてすぐに使えるわけではありません。鉄の表面に油をなじませて皮膜を作り、焼きを入れて鍛えてあげる作業が必要なのです。これをシーズニングと呼びます。最初にこのシーズニングをすることによって、焦げにくく、錆びに強いダッチオーブンになり、お手入れも楽になるので、手間のかかる作業ですが、念入りにしておきましょう。

【シーズニング手順】

  1. 出荷時にサビ止めのワックスが塗られていますので、まずはワックスを洗い流しましょう。鍋の内側と外側、そしてフタもきれいにスポンジかタオルを使い、水かお湯で洗い流します。この時、洗剤は使わないで下さい。洗い終わったらタオル等で水分を拭き取り、乾かします。
  2. フタの表裏にクッキングペーパーなどを使ってオリーブオイルを薄く塗り、火にかけます。弱火でじっくりと熱するのがコツです。煙が出なくなるまで熱したら、油を拭き取ります。これを2~3回繰り返してください。終わりましたら、自然に冷まします。この時、風があたったり、水がかかったりしないよう注意して下さい。
  3. 鍋の本体もフタと同様です。全体にオリーブオイルを薄く塗り、火にかける作業を2~3回繰り返して下さい。1ヶ所に集中せず、鍋を回しながら全体を焼くようにしましょう。
  4. 鍋を冷ましたら、鉄のにおいを取るために、ねぎやしょうがなどの香りの強い野菜を入れて炒めます。炒め終わったら、野菜を捨て、古い油を拭き取ります。これも2~3回繰り返してください。
  5. 最後に新しいオリーブオイルを塗り、なにも入れずに火にかけます。煙が出なくなるまで熱したら、油を拭き取り自然に冷まして作業完了です。

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ダッチオーブンの手入れ

ダッチオーブンはとてもデリケートです。お手入れを怠ると、錆びつきの原因になるので、しっかりと行いましょう。

【お手入れ手順】

  1. 使用後は食材を鍋に残さないようにしましょう。冷めてしまうと酸化が始まり、錆びつきの原因になります。冷めないうちに食材を取り出し、お湯を張っておきます。この時、急に冷水を入れるとひび割れや破損の原因になるので注意が必要です。
  2. お湯を張った鍋を火にかけます。しばらくすると焦げ付きがやわらかくなって浮いてきます。こびりついている汚れは、ササラや木のヘラで落とします。洗剤を使ったり、金属たわしを使うのは厳禁です。せっかくのシーズニングが台無しになってしまいます。
  3. この段階で焦げ付きが落ちない場合は、そのまま火にかけ続け、焦げ付きを炭化させてしまいましょう。その後、木のヘラなどでこすると、意外にポロッと落ちます。
  4. 洗い終わったら、よくすすいで再び火にかけ、水分を飛ばします。フタと鍋は別々にかけましょう。
  5. ダッチオーブンが熱いうちに、オリーブオイルを全体に薄く塗ります。あとは自然に冷ましてお手入れ完了です。

※ ダッチオーブンを保管する時は、湿気がこもって錆びるのを防ぐため、丸めた新聞紙を鍋の中に詰め、フタと鍋の間に割り箸をはさんで隙間をつくっておきます。乾燥した風通しの良い場所に保管しましょう。

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インフォメーション

474-8651
愛知県大府市横根町名高山55
至学館大学 時安研究室内
TEL/FAX 0562-46-1317
e-mail:aichi@camping.or.jp

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