愛知県キャンプ協会|キャンプインストラクター&キャンプディレクター育成・資格認定、学びの場としてのキャンプの普及・提供

愛知県キャンプ協会
連載コラム

キャンプとの出会い

愛知県キャンプ協会参与 江本 豊久/2020年3月更新

 1994年1月17日4時30分、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス市ノースリッジ地方で発生した地震を記憶されている方も多いと思います。このニュースは世界中に衛生中継されました。

 私が最初にテレビやラジオで見聞きした第一印象は、サンフランシスコが大地震により壊滅的状況になったことでした。その後数日にわたり現地の様子が報道されたのですが 、建物・道路は壊れ寸断された廃墟状況でしたが、住んでいる人達はテント・テーブルを持ち出しさもキャンプを楽しんでいる様にも見える様子が送られてきました。悲壮感も落ち込んでいる様子も有りませんでした。よく災害地で見る旗を振り「早く助けに来てくれー」とアピールする人も居ませんでした。

 これを見てさすが先祖はカーボーイかネイティブ・アメリカン達だ(笑)と感心も通り過ぎ尊敬の念が生まれました、その日が私のキャンプの原点といっても過言でありません。自分にこんな災害が振り掛かったら1週間10日救援助隊が来なくても生活できるだろうか?思い立ったらじっとしていられない性格なのですぐテントをはじめキャンプセットを買い揃えました。道具は揃ったのですがその先が・・・。

「文化生活とは何と無防備な砂上の楼閣であった」と気付くわけであります。大工さんの作った信頼できる家でなく、マッチ一本で火力の調整が出来る調理器具を使うわけでなく、電気もガスも水道もない、非日常の世界をどうコントロールするのか、そうなのです、そうなのです、キャンプはそんな環境を楽しむ事なのです。

 それには安全管理・環境への配慮・人間関係・学んだり教えたり。私にとってキャンプは気付きの宝庫、自分らしさの原点かとも思います。私はダイビング、スキー、釣りと趣味を持っています。これらの趣味とキャンプを組み合わせもっと楽しいライフワークを過ごすことが 私のこれからの目標です。


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